はじめに

葬儀・葬式の種類や形式

葬儀・葬式にはさまざまな種類や形式があります。
ここでは、葬儀・葬式の種類についてお話いたします。

家族葬

家族葬とは、亡くなった方の家族、近親者、とても親しかった友人・知人等といった、身内のみで行う葬儀・葬式のことです。
家族葬は、葬儀・葬式に参加出来る人が限定されています。密葬とは違い、本葬は行われません。

告別式

告別式とは、亡くなった方・亡くなった事を社会に対して「告知する」意味合いがある儀式です。
特に宗教儀礼は無くても大丈夫で、喪主・葬家の判断で実施するかどうかを決めることができます。
告別式は元々、無宗教での葬儀・葬式を指していました。

社葬

社葬とは、故人が勤めていた企業が施主となって行う葬儀・葬式のことです。
社葬というと大規模なものと思われがちですが、起業側が葬儀・葬式費用を負担すれば規模に関係なく社葬となります。

市民葬・区民葬

市民葬・区民葬とは、故人が住んでいた市や区などの自治体が協定を結んでいる葬儀社により、一般より低価格で行われる葬儀・葬式のことです。
市や区などの自治体が葬儀・葬式を行うわけではありません。
市・区などの自治体が葬儀社に委託をして葬儀・葬式が行われます。
市民葬・区民葬には所得制限などはありません。故人もしくは喪主が該当する自治体に居住していれば、誰でも市民葬・区民葬を利用することができます。

自然葬

自然葬とは、川、海、山林などで散骨を行い、故人の体を自然に帰す葬儀・葬式の形態です。
告別式・葬儀等を行った後、遺骨の一部を散骨する場合が多いようです。
海洋散骨などの自然葬に関して、法務省は「葬送の一つとして節度をもって行われる限り、遺骨遺棄罪には当たらない」という見解を出しています。
厚生省(現厚生労働省)も墓埋法の第4条に関して「自然葬を禁じる条文ではない」という見解を出していることで、自然葬は合法的なものとなりました。

樹木葬

樹木葬とは、葬儀・葬式など人が集まって故人を送る儀式を行うのではなく、故人の骨をどういう形で埋葬・安置するかという方法の1つを指します。
樹木葬は「墓地、埋葬等に関する法律」において、墓地として許可を得た場所に故人の遺骨を埋めた後、樹木を墓標として埋葬します。

散骨

散骨とは、お墓や納骨堂等に納骨をしないで、海や山林等など、埋葬地とは認知されていない場所に故人の遺骨を撒くことを指します。
散骨は、以前は遺骨遺棄罪(刑法190条)により違法とされていました。
しかし、法律では「撒く」ことを禁止した条文はないこと、1991年に関係省庁から「法の規制外」という見解が出たため、「散骨」=「違法行為」という先入観も薄れ、散骨を希望する人も増加しています。

葬儀式

葬儀式とは、故人の魂を見送るために行われる宗教的な儀式を指します。葬儀、葬式とも略されます。
仏式の他、キリスト教式等、故人の信仰によって形式が異なります。
故人や家族の希望によって、祭壇の飾りや流す音楽等を故人の好み・趣味等を反映する場合も増えています。

本葬

企業の取締役や著名人等、社会的な知名度がある方が亡くなった場合、連絡する箇所が多岐に渡り、葬儀・葬式の準備にも時間が必要になります。
このため、該当者が亡くなった直後に近親者だけで密葬を行い、後日、改めて葬儀・葬式を行う場合があります。
この後日行われる葬儀・葬式を本葬と言います。

密葬

密葬とは、本来、後日「本葬を行う」ことを前提した葬儀・葬式のことです。
基本的に近親者のみで葬儀・葬式を行います。知人・友人を含め近親者以外には、葬儀・葬式の告知や案内は行いません。
密葬では、告別式は行われません。

直葬

直葬とは、葬儀・葬式を行わなずに、火葬・納骨のみを行うことを指します。
葬儀・葬式を行うことは義務ではありません。
しかし、葬儀・葬式をしない場合でも、亡くなった場所から故人を搬送し、納棺して安置しなくてはなりません。
さらに死亡診断書提出と火葬埋葬許可書の取得、火葬が必要です。

無宗教葬

無宗教葬とは、仏式、キリスト教式等、特定の宗派や宗旨に縛られない葬儀・葬式のことを指します。
僧侶等の宗教者は介在せず、宗教色を出さずに自由な形式で行う葬儀・葬式になります。
無宗教葬では、もともと決まった葬儀・葬式の式次第が無いので、基本的にはどんな葬儀・葬式をやってもかまいません。
ただし、やはり一番多く行われる仏式の葬儀・葬式をベースにして宗教色を消し、以下の順番で葬儀・葬式進めていく場合が多いようです。
1. 開式の言葉
2. 黙祷
3. 献奏(思い出の曲など)
4. ナレーション(故人の経歴など)
5. スライド・DVD・ビデオの上映など
6. お別れの言葉
7. 献花
8. 閉式の言葉

偲ぶ会・お別れ会

無宗教葬で行う告別式を指します。
多くの場合、故人と親しかった人を招いて、ホテルやレストラン等で行われる場合が多いようです。

自由葬

葬儀・葬式の形式にとらわれず、本人の趣味・好みで行われる葬儀・葬式の事を指します。
生前に家族と葬儀・葬式の形式について話し合いをしたり、遺言に葬儀・葬式の形式・方法を指定する人もいます。

生前葬

本人が生きている間に、先んじて行う葬儀・葬式です。
実施する人は少ないものの、著名人等が生前葬を行って話題になる事があります。
生前葬を行うと、友人・知人に自ら挨拶をできるというメリットもあります。
また、整然葬を新しい活動や生活を送る節目として活用する人もいます。

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